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ビューティーにまつわるあらゆるプロ情報を掲載。

公開日:2016.07.08
更新日:2016.10.05

マツエクとマスカラどっちがおすすめ?プロの話を元にコスパとダメージを比較した結果…

近年、忙しい女性の間で「メイク時間を短縮できる」と人気のまつげエクステ、通称マツエク。確かに、毎朝マスカラを塗らなくていいのはとても魅力的ですが、気になるのはコスパやまつげへのダメージ

そこで、多くの女性が考えるであろう
マツエクとマスカラどっちがいいの?
という疑問を解消すべく、今回は双方のプロにそのメリット・デメリットをお伺いし、比較してみました。

化粧のプロ、江森さんとマツエクのプロ、Terra(テラ)

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江森喜子(えもり きこ)/東京都新宿区在住
6年程ヘアメイクサロン勤務を経て現在フリーランスで活動中。
現在の活躍フィールドはブライダル、映像、webカタログなど。

マスカラについてお伺いするのは、ヘアメイクのプロとして都内で活躍される江森喜子さん。

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そしてマツエクのプロとしてお話をお伺いするのは、新宿と渋谷に店舗を持ち、安全でハイクオリティな施術が有名なTerra(テラ)さんです。

施術の流れはどう違うの?

まずはコスパとダメージを比較する前に、双方を利用する際の工程仕上がりを比較してみましょう。

塗り方で負担を減らせる!マスカラの場合

マスカラはご存知の通り、自分でまつげに塗るだけです。

この時まつげへの負担や仕上がりのナチュラルさを考えると、なるべく新しくてボリュームが出るマスカラを使用し、重ねぬりではなく数回塗りで仕上げるのが良いのだとか。

マスカラは「どこまで使い切ってから捨てるべきなのか」というのが難しく、残りが減ってきたものも頑張って使用してしまうことも多いでしょう。しかしこれは重ねぬりに繋がり、まつげへの負担が増えるそう。

また、ごく稀ではありますが、マスカラのブラシに目の粘膜が触れることでバイ菌が付着してしまうこともあるのだとか。それをそのまま使用していると、衛生面でもあまりよくないので、2〜3ヶ月で買い替えるのが理想的です。

様々なデザインができる!マツエクの場合

そして次はマツエク。
これは、実際に利用したことがある人でないと少々未知の世界なのではないでしょうか。

一言にマツエクと言っても、その仕上がりには毛の太さ・長さ、カールの仕方、色、毛質など様々な種類があります。そこでこちらのTerraでは施術前に丁寧なカウンセリングがあるそう。

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髪の毛と同じように、まつげにも人によって毛質や量、長さの違いがあります。更には目の形にも違いがあるため、その人に合わせた太さ・長さ・カール・デザインで施術を進めていくのだとか。

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カウンセリングが終わったら、早速施術に入ります。施術中は目を閉じているだけなので、ほとんどのお客さんが寝てしまうそうです。お客さんに、よりリラックスした状態で施術を受けていただくため、Terraではリクライニングソファにもこだわりがあるのだとか。

編集部で実際に施術を体験しましたが、取材を忘れ、寝入ってしまいそうになるほど本当に気持ちがいいリクライニングソファでした。

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施術の様子はこんな感じ。
1本1本丁寧な、職人技のようです。

今回は初回限定のつけ放題プランだったので、太さ0.15mmのエクステを、目頭から9mm・10mm・11mmの長さで両目で100本最初に付けました。
その後さらに、同じ長さ・カールで、太さ0.1mmのエクステを両目で60本プラスして、合計で160本をつけていただきました。カールは1番人気だというCカールというものです。デザインは目尻に向かって徐々に長くする「ゴージャス」というデザインに。

最初の100本のみでも長さは充分出ていたのですが、更に細い0.1mmの60本をプラスすることで根元にボリュームが出て、アイラインをひかなくてもアイライン効果が出るのだとか。

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(左)マスカラ(右)マツエク

こちらがマスカラとマツエクの比較写真です。
マスカラもマツエクも塗り方や付け方に様々種類があるため、一概にこちらの画像だけで仕上がりの傾向は断言できませんが、マスカラのみでマツエクのようなボリュームを出すのは至難の技ではないでしょうか。

※マスカラは「20代〜30代女性200人に聞く人気コスメランキング」のマスカラ部門で1位に輝いたメイベリンのラッシュニスタを使用しました。

結局のところ、コスパとダメージは?

それではいよいよコスパとダメージを比べてみましょう。

どのくらいのコストがかかりますか?

江森さん
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「1番人気のメイベリン、ラッシュニスタだと1,200円+税で、2〜3ヶ月使えます。美容液や負担の少ないメイク落としを買ってもマツエクに比べると圧倒的にコスパが良いと思います。」

Terra
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「当店では、最高級セーブル上付け放題コースが初回限定4,980円で1番人気のメニューです。持続性には個人差がありますが2,3週間で隙間が目立ち始め、約1ヶ月ほどでエクステの量が半分以下になります。エクステを付けた後のメンテナンスとしては、”リペア”といって、取れかかったエクステを外しながら、新しいエクステを付け足して綺麗な状態に戻していくことが可能です。

必要な分だけ付け足すので本数に応じて値段が変わりますが、50本で3,500円、90本で5,500円、本数制限なしの着け放題を6,980円でご用意しています。2~3週間に1度リペアにご来店頂き、2ヶ月に一度くらいは、全てオフして付け直しをするのがお勧めです。」

コストだけを見ると、セルフで済むマスカラの方が安く済みそうです。

次は気になるダメージ。

ぶっちゃけ、ダメージはどれくらいかかりますか?

江森さん
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「マスカラを塗ること自体にダメージはそんなにありません。しかし重ね塗りをするとまつげに重さがかかり、結果として抜けやすくなってしまいます。

また、最も気をつけてほしいのがクレンジングです。ごしごしこするとやはりまつげが抜けてしまうので、お湯でオフするフィルムタイプのものがおすすめです。それ以外のものはポイントリムーバーで落としてあげると負担が少ないです。おすすめはビオデルマの赤いボトルのものです。」

なるほど、お湯で落ちるラッシュニスタのようなフィルムタイムのものを数回塗り、クレンジングも丁寧に行えばそんなに負担はないようです。
また、「20代〜30代女性200人に聞く人気コスメランキング」のマスカラ部門で3位だったモテマスカラなど、美容液が配合されたものを使えば、ダメージは少なく、逆にケアまでしてくれるのだそう。

Terra
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「当店ではマツエクをつける際、なるべく負担をかけないように、お客様のまつげの状態に合わせてボリューム・毛の太さ・長さ等を見極めて施術を行います。マスカラのように落とすためにゴシゴシこすってしまう事もないので、丁寧に扱って頂ければ、自まつげへのダメージは非常に少なく済みます。

少し前に“まつげエクステに使用する接着剤によるトラブル増加”というニュースが話題となりましたが、当店では、低刺激で持ちが良い、原材料にもこだわった純国産のグルー(接着剤)を使用しています。国家資格である美容師免許を持ったスタッフが、きちんと研修を行い、技術と知識を取得して施術を行っておりますので、安心してご利用頂いています。

グルーが肌に合うか心配な方には、パッチテストも行っていますので、お気軽にご相談ください。」

安全性とクオリティの高さが有名なTerraでは、まつげへの負担や、トラブルの可能性も極めて低いようです。
髪の毛と同じように、人によって状態やクセが異なるというまつげ。”自分のまつげの負担をかけない方法”をプロが考えてくれるのは非常に心強いのではないでしょうか。

最後に、マスカラとマツエクそれぞれのメリットを教えてください。

江森さん
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「マスカラのメリットは、なんといってもマツエクに比べて安く、負担が少ないことだと思います。基本的にまつげの上に何かが乗っていること自体が、まつげへの負担となります。しかし、毎晩落とせるマスカラなら夜の間はまつげへの負担がありません。また、コスパもいいので、美容液やリムーバーにお金をかけることができます。」

Terra
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「マツエクのメリットは、なんといっても軽くて自然な付け心地と、お手入れの手軽さにあります。コストと施術にくる手間はかかってしまいますが、その分時間のない朝メイクの時間を短縮することができます。

また、マスカラと大きく違うのは、自分の目の形やなりたい顔に合わせて、まつげをデザインできることです。プロのカウンセリングと豊富な種類のエクステでお客様1人1人に合わせたデザインを実現でき、マスカラやつけまつげでは不自然になってしまうボリュームを自然に出すことができます。

さらに、汗や水で落ちる心配がないので夏場は特に人気です。」

江森さんもTerraのみなさんもありがとうございました。結論からいうと、コストだけを考えるとマスカラの勝利ですが、マツエクならではの仕上がりや毎朝の時間短縮を考えるとどちらもコスパはいいのかもしれません。

また、ダメージはケアの仕方次第でどちらもそんなにないとのことなので、どちらを愛用するにせよケアに力を注ぎましょう。
あとは、ご自身のライフスタイルやなりたいまつげのデザインに合わせてどちらが良いか選ぶのが一番良いのではないでしょうか。

イベント前や夏場だけマツエクに来る方もいるようなので、「マツエクをしたら実際自分の目はどうなるんだろう…」という方はそういった機会に試してみるのはいかがでしょうか。
まつげを労りお財布と相談しながら、理想のまつげを手に入れてみてください。

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