メイクのせいでダサ顔に!?プロに聞く、やりがちなNGメイクと改善方法

キレイになるため、可愛くなるため、女性にとって欠かせないメイク。
しかし、メイクの方法を間違ってしまうと、かえってダサ顔になってしまいます。
メイクによってよりキレイな顔を手に入れるため、正しいメイクの方法を知ることは必要不可欠。
今回は、雑誌・広告・TV等、多くのモデルやタレントの撮影ヘアメイクを手がけるトータルビューティサロン、Rouxda’ hair&beautyの浅野真さんに、やりがちなNGメイクとその改善方法をお聞きしました。
あなたはいくつ当てはまる?やりがちなNGメイクを工程別に見てみよう
初めにお聞きしたのは、やりがちなNGメイクについて。
メイクの工程ごとにNGポイントをお聞きしました。普段のメイク方法で当てはまるものはないか、チェックしながら読んでみてください。
やりがちNGメイクその1.
下地&ファンデーションを顔全体に厚塗りしてしまい、のっぺり顔に!
ベースメイクでやりがちなのは、下地やファンデーションを顔全体に厚塗りしてしまうこと。
上の写真くらい下地を使うのは多すぎです。
さらに、顔全体にメリハリをつけずに厚塗りをしてしまうと、顔と首の境に層ができてしまいます。
「いかにも塗っている感」が出てしまうので、絶対にやめましょう。
また、おでこに厚塗りをすると老け顔になってしまうので要注意です。
全体的に厚塗りをした下地の上に、ファンデーションを厚塗りしてしまうのはさらにNG。
“いかにも顔に何か塗りました”といった雰囲気の、メリハリのないのっぺり顔になってしまいます。
やりがちNGメイクその2.
「その眉毛、マジックで描いたの?」と思われてしまう、くっきり細眉毛
眉毛を描くときにやりがちなのが、自分の眉毛の形に沿って、ペンシルを立ててくっきり描いてしまうこと。
まるでマジックペンで描いたかのような、ダサい眉毛になってしまいます。
また、よほど自眉毛の形が整っている人でない限り、自分の眉毛の形に沿って描くだけだと、細眉になってしまったり、左右非対称になってしまったり、眉山が無くなってしまったりと、自然な仕上がりになりません。
やりがちNGメイクその3.
「あれ?目腫れてる?」と思われてしまう、グラデーションのないアイシャドウ
アイシャドウでやりがちなのが、グラデーションを作らずに全体的に濃くしてしまうこと。
目を大きく見せるために塗るはずが、かえって腫れぼったい目に見えてしまいます。
やりがちNGメイクその4.
まぶたの上に、ヨレヨレのがっつりアイライン!
アイメイクの肝とも言えるアイライン。
まぶたの上にヨレヨレにひいてしまうと
目を開いていても、とても目立ちます。
さらに、目を大きく見せようと下まぶたにもがっつりひいてしまうと、一昔前のギャルメイクのような仕上がりに。
トレンドのナチュラルメイクと真逆の印象になってしまいます。
やりがちNGメイクその5.
毛先のみを重ね塗りすることで、ダマのあるまつ毛に
※都合上、実際のメイクの手順と異なる順番で紹介しております。
マスカラを塗るときに、根元からしっかり塗らずに、毛先だけ重ね塗りしてしまうと
ボリュームがあまり出ず、さらにダマになってしまいます。
とくに、下まつげがダマになっていると、メイクが下手な印象を与えてしまうので気をつけましょう。
やりがちNGメイクその6.
やりすぎチーク&リップで野暮ったい顔に
チークでやりがちなNGメイクが、顔に合っていない色を選んでしまうこと。
また、メリハリをつけずに全体的に多めにつけてしまうことで、野暮ったい印象になってしまいます。
リップも、唇全体にたっぷりと塗ってしまうと、テカテカでオイリーな仕上がりに。
「初めてメイクをした人」のような顔になるので気をつけてください。
百害あって一利なし!NGメイクによるNG顔とは…!?
NGメイクによって完成した顔を見てみましょう。
全てのパーツにメリハリがなく、ダサ顔に見えてしまうやりすぎメイク。
全体的に厚塗りをしてしまっているので、コスメの持ちは悪くなり、肌への負担もアップします。
まさに、百害あって一利なし。やりがちなNGメイクは、キレイな顔になれないだけでなく、お財布にも肌にも優しくありません。
きちんとできてる?正しいメイク方法とは?
では、NGメイクを改善するにはどうすれば良いのでしょうか。
正しいメイク方法を、工程別に紹介します。
正しいメイクその1.
下地は頬を中心にメリハリをつけ、ファンデーションは薄く伸ばすだけ!
初めに紹介するのは、ベースメイク。
下地は、上の写真ぐらいの量を取れば十分です。
まずは半分くらいをスポンジに含ませ
片側の頬の頬骨の部分に、しっかりめにつけます。
あとは、頬骨につけた下地を、頬周りや口周りなどに伸ばすだけ。
残った半分の下地で、もう片方の頬骨にもしっかりとつけ、頬周り〜口周りへと同じ要領で伸ばしてください。
鼻とおでこは、スポンジに残った下地を使って軽く塗ればOK。
皮膚の厚い頬骨の部分には厚めに、それ以外の皮膚が薄い部分には薄めに下地を塗ることで、立体感のあるナチュラルな肌に仕上がります。
全体に下地を塗ったら、最後にスポンジで顔全体を軽く叩き、肌に馴染ませてください。
さらに、小鼻の赤みや目の下のクマが気になる方は、コンシーラーを軽く塗りましょう。
ベースメイクの仕上げとなるファンデーションは、下地と同じ要領で頬骨に多めにつけ、そこから外に薄く伸ばします。
鼻とおでこも軽く伸ばすだけでOK。
しかし、オイリー肌になりがちな季節は、化粧崩れを防止するために、少し厚めに塗ると良いでしょう。
正しいメイクその2.
ペンシルで眉毛の形をデザインし、ナチュラルなしっかり眉毛を描こう
眉毛を描く際は、ペンシルを横に倒し、優しいタッチでまずは形を描いていきます。
毛流れに合わせる感じで、自然な眉山をデザインしましょう。
ペンシルで形を決めたら、上からパウダーで色を馴染ませていきます。
しっかりとした形の、ナチュラル眉毛の完成です。
また、眉マスカラを使う際は、ペンシルかパウダーで一度眉毛を描いてから、仕上げに塗るようにしてください。
自眉毛にそのまま塗ってしまうと、不自然な仕上がりになるので要注意です。
正しいメイクその3.
アイシャドウは、アイホールを中心にグラデーションを作ろう
アイシャドウを塗る際、いきなり全体に塗ってしまうのはNG。
まずはアイシャドウを使って、まつ毛の際にぼんやりと線をひいてください。
さらに、アイホールの真ん中に、しっかりめに塗り
そこからアイホール全体に広げていきます。
これだけで、グラデーションのついた、ナチュラルなアイシャドウが完成します。
正しいメイクその4.
アイラインはまぶたの上にひくのではなく、まつ毛の隙間を埋めるようにひくべし
アイラインは、まぶたの上ではなく、まつ毛の隙間を埋めるように、まつ毛の際の粘膜の部分にひいていきます。
目を大きく見せたい場合は、下まぶたにアイラインをひくのではなく、アイシャドウをぼかして入れましょう。
これだけで、ナチュラルなデカ目メイクになります。
正しいメイクその5.
マスカラを根元からしっかり塗ることで、重ね塗りをしなくてもフサフサのまつ毛に
マスカラを塗る際は、毛先だけ重ね塗りをするのではなく、根元からしっかりと塗りましょう。
根元から塗ることで、重ね塗りをしなくても、フサフサでボリューミィーなまつ毛に仕上がります。
正しいメイクその6.
一点につけて伸ばすだけ!ナチュラルチーク&リップ
チークは、肌の色に合うものを、頬の一番出っ張っている部分に、ちょこっとつけるだけで十分。
上の写真のように少量つけたら
ブラシが当たるか当たらないかのタッチで、頬全体に薄く伸ばしてください。
これだけで、ナチュラルな血色のある頬になります。
さらにリップも、上唇と下唇の中心に少量つけたら
あとはそれを唇全体に伸ばすだけ。
ナチュラルで、潤いのある唇に仕上がります。
ナチュラルな美人顔が手に入る!?正しいメイクによって完成した顔は?
正しいメイクをすると、どんな顔に仕上がるのでしょうか。
完成した顔はこちら。
ナチュラルな美人顔です♡
コスメの消費量も少なく、肌にも優しい正しいメイク。NGメイクをしている人は、今からでも正しいメイクに切り替えましょう。
正しいメイク方法で、すっぴんよりもキレイな顔を手に入れよう♡
やり方次第で、野暮ったい顔にも、ナチュラルな美人顔にもなることができるメイク。
キレイになるために行うものなので、すっぴんよりもさらにキレイな顔に仕上がらないと意味がありません。「なんだか、メイクをしてもキレイになっている気がしない」「あれ、メイクをしない方が目が大きく見えるかも…?」という方は、NGメイクをしているかも。
今一度自分のメイク方法を振り返り、間違ったメイクをしている方は、正しいメイク方法でナチュラルな美人顔を手に入れましょう。
◎今回ご協力いただいたヘアメイクさん

浅野真(あさのまこと)
東京、白金のRouxda'(ルゥーダ)に所属。Rouxda'(ルゥーダ)は雑誌・広告・TV等、多くのモデルやタレントの撮影ヘアメイクを手がけるヘアメイクアップアーティストが所属している、マネージメントオフィス母体のトータルビューティサロンです。
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