アラサー独身男はなぜ結婚しないの?異業種5人を集め、座談会を開いた結果

「結婚したいなぁ」と思っている人が多いアラサー独身女性。
最近では、アラサー独身女性の婚活を描いた漫画やドラマが多くの反響を呼んでいます。
ところで、男性はどうなのでしょうか。アラサー独身男性は、あえて結婚をしていないのか、結婚をしたくて悩んでいるのか、どっちなのでしょうか。
また、結婚したいアラサー独身女性は、どうすれば良いのでしょうか。
今回は、異業種5人のアラサー独身男性に、自身の結婚観についてお聞きしました。
自分のためにお金を使いたい
ー石井さんの場合ー
初めに話を聞いたのは、美容師の石井さん(29歳・仮名)。
現在彼女はいるとのことですが、結婚は考えていないのだとか。その理由も含め、結婚観を詳しく聞いてみましょう。
「結婚は37歳〜38歳くらいでしたいと思っているので、今は全然願望がありません。
むしろ、一生独身でも良いかな。」
ー昔からそうだったんですか?なぜ、結婚願望がないんですか?
「少し前までは35歳くらいで結婚したいなと思っていたんですが、気づいたら29歳だったので、あと6年しかないなって。
それは嫌なので、今は37歳〜38歳ごろを希望しています。
なぜかというと、自分のためにお金を使いたいんですよね。車とかバイクとかが好きで、そういうのを色々買いたいし。
今、貯金も全然ないので、自分の好きなものを買いつつ貯金もしていきたいと思っています。」
ー子供とか家庭への憧れはないんですか?
「ありますが…今は金銭的に無理ですね。」
趣味にお金がかかるため、今は自分のためにお金を使いたいという石井さん。
家庭を持つことへの憧れはあるようですが、それも絶対に実現したいという訳ではないようです。
理想の生活を目指している真っ最中
ーGさんの場合ー
次に話を聞いたのは、フリーライターのGさん(31歳・仮名)。
現在はプライベートでもフリーとのこと。結婚について、どう考えているのでしょうか。
「結婚は、良い方がいればしたいと思いますが、絶対にしたいという訳ではないですね。」
ー今良いなと思う方はいるんですか?
「いないですね…。
フリーライターだとお給料が保証されていないので、仕事を詰め込みすぎてしまうんです。
土日も仕事をしていることが多いし、なかなか遊びに行けなくて…。
積極的に相手を探すこともしていないので、出会いもあまりないですね。」
ー彼女は欲しいと思いますか?
「うーん…。良い方がいれば(笑)。
僕、今は都内に住んでいるんですが、数年後に関西の方に移住を考えていて。将来的には関西にずっと住みたいなと思っているので、関西で出会った人とお付き合いして、結婚した方が良いのかなとも思っています。」
ーなるほど。やりたいことを叶えている最中なんですね。
「そうですね。
あと、27歳くらいの時はすごく結婚願望がありました。当時2年ほど付き合っていた彼女と結婚したかったんです。
自分が理想だと思っている丁寧な暮らしをしている方で、一生一緒に暮らしたいなって。
でもフラれてしまって、海に行って走って叫びました。
そこから結婚願望が薄れてしまったんですよね。結婚がしたいというよりは、その女性と一緒にいたかったんだと思います。
そして、その後他の女性と出会う機会があっても、ついついその人と比べてしまって…。」
“何歳だから結婚がしたい”というよりは、年齢に捉われず、“一生一緒にいたいと思う人がいたら結婚したい”と思うタイプのGさん。しかし、既にそう思う人と出会ってしまったことがあるだけに、新しく出会った人もその人と比べてしまうようです。
また、将来的に自分が目指す生活に向かっている最中で、それが終わるまでは自分のことで精一杯なよう。31歳ともなると、考えることがたくさんあるのでしょう。
不定期な休みに耐えられる、見た目が華やかで内面は家庭的な人を希望!
ー高澤さんの場合ー
新聞記者の高澤さん(31歳・仮名)は、10代の頃から強い結婚願望を持っているにも関わらず、未だ独身とのこと。
一体どうしたのでしょうか。
「10代の頃に思い描いていた未来だと、既に子供が2人いる予定なんですが…おかしいですねぇ。
就職活動の時にやりたいことを選んで、今記者をやっているんです。仕事はすごく楽しいんですが、休みが不定期なんですよ。
基本的に土日は必ず仕事だし、平日も突然休みになったりして、全然予定が立てられないんです。
休みの日に急遽仕事が入ることもしょっちゅうなので、遊園地でデートしている時に乗り物に並びながら仕事をしていたこともありました。
なので、彼女ができても相手が僕のワークスタイルに耐えられなくて、別れてしまうことが多いです。」
ー確かに、思うようにデートができないと、耐えられない女性は多いかもしれないですね。
結婚したら、相手には働いて欲しいですか?
「理想で言えば、家で待っていて欲しいです。
奥さんになる人が専業主婦になりたいと言えば、全然そうしてくれて構いません。
僕のワークスタイルに合わせてもらえれば、後は何もわがまま言いません(笑)。」
ー本当にそれだけですか?
ワークスタイルだけの問題なら、なんとかなる気が…今の時代、専業主婦で良いって言ってくれる男性は少ないですし。
…もしかして、理想高かったりします?
「実は、周りの友人からよく“妥協しろよ”と言われます(笑)。
マスコミで働いていると、女子アナさんとかタレントさんとかと、みんなでご飯に行ったり合コンをしたりする機会が多くて。
綺麗な人たちばかりなので、正直、自分の中で女性に求める外見のハードルが上がってしまったのは自覚しています。」
ーじゃあ、そういった綺麗な女性と付き合ったり結婚したりしたいとは思わないんですか?
「結婚となると華やか過ぎるかなぁ…。
結婚する女性には、家庭を守って欲しいという思いがあるので、落ち着いて家庭的な人が良いというか…。
でも外見は華やかな人を好んでしまうから…もはや結婚できないのは僕のせいな気がしてきました。」
休みが取れないことに、ついてきてくれる女性が少ないと嘆く高澤さん。
それだけではなく、自分の理想とする女性像に矛盾が生じてしまっているようです。高澤さんの理想を全て満たす人を探すのは、なかなか大変なのではないでしょうか。
元カノを超える人じゃないと結婚したいと思えない
ー宮本さんの場合ー
商社で広報を担当している宮本さん(32歳・仮名)は、絶賛彼女募集中。
結婚願望もあるそうです。どうして結婚できないのでしょうか。
「すごい変なプライドがあって…歴代の彼女よりも可愛くて性格の良い子と結婚したいと思っちゃうんですよ。
特に、27歳の時から2年半同棲していた元カノと比べてしまって…。
親とも仲が良くて、僕はその子と結婚する気だったんです…。」
ーそんなに素敵な方だったんですか?
どうして別れてしまったんですか?
「元カノは当時22歳とかかな?
学生だったんですが、バイト先の男性と浮気して、ある日突然出て行ってしまったんです。
帰ったらいなくて、ベッド以外の大きい家具は全て持って行かれていました。
でも、そんな出来事があっても印象がマイナスにならないくらい、今まで一番良い彼女だったんですよね。だからやっぱり、その子と比べちゃうんです。
まだその子と、あわよくばまた…と思っていますね(笑)。」
ーそんなことをされてもマイナスにならないってすごいですね…!
ただ、別れ方がすごいだけに、復縁は難しい気がしますが…。
「相手の職場も知っているし、その子が結婚したという情報も入ってきていないので、まだチャンスはあると思います。」
Gさんの時もそうでしたが、アラサーともなると結婚を考えていた元カノがいるケースも少なくないよう。そして、新しい出会いがあってもその人と比べてしまうようです。
ただ、宮本さんの執着心は少々特殊かもしれません。
自分の理想の女性と、職業柄奥さんに求める条件が矛盾している
ー遅田さんの場合ー
最後にお聞きしたのは、今回最年少の参加となる遅田さん(25歳・仮名)。
大手の保険会社で、営業をしているそうです。
「僕は大学の時から結婚願望があって、30歳までには絶対に結婚したいと思っています。
ただ、昔は結婚したら、相手は専業主婦でも共働きでもどっちでも良いと思っていたんですが、専業主婦になりたいタイプの人と、共働きで働き続けたいタイプの人って、人間性が結構違うじゃないですか。
僕はどうやら、仕事を続けたいというタイプの人の方が性格が合うんですよ。」
ーじゃあ、共働き希望の人が良いということですか?
「そうなんですが…。
僕の仕事が、会社の仕組み的に、2年か3年ごとに必ず全国転勤があるんです。
その時に、単身赴任じゃなくて一緒についてきて欲しくて。
そうなると、奥さんも転職しないといけないじゃないですか。数年ごとに転職なんて、なかなかできないですよね。
なので、自分の理想とする女性像と、職業柄奥さんに求める条件が矛盾しているんですよ。」
ーなるほど…。
では、フリーランスでどこでも仕事ができる人だったら理想的ということですかね?
「ああ、それはいいですね!
実際に元カノは海外で働きたいという人で、すごく性格は合ったんですが、どう考えてもお互いに仕事を続けながら一緒に暮らす未来が見えなかったので…。
フリーランスの方だと良いですね。
ただ、現状職場の繋がりで合コンをするのが代理店とか一般職の女性ばかりなので、なかなかそういった人と出会う機会がないですね。」
自分が求める女性像と、自分の職業柄相手に求めることのギャップで苦しんでいる遅田さん。
結婚は条件と言ってしまうと悲しいですが、やはり今後の暮らしを考えると、男性も結婚相手の女性に対してある程度の条件を持っているようです。
気になる男性ができたら、早めにその人の結婚観を聞いてみよう
今回の5人の話から、アラサー独身男性は
・まだ叶えたい未来に向かって頑張っている最中
・結婚相手に対して、なかなか厳しい条件を持っている
・元カノが忘れられずに、新しい出会いがあっても比べてしまう
などの理由で結婚をしていないことが分かりました。
では、結婚するために、アラサー独身女性はどうしたら良いのでしょうか。5人に尋ねたところ、全員が口を揃えて答えたのが、「とにかく話し合いをすること」でした。石井さんのように、そもそも結婚願望があまりない人とは、結婚を諦めるのが賢明です。
また、元カノと比べてしまうタイプの人であれば、それを受け入れてあげたり、過去のトラウマを聞いてあげること。ワークスタイルに合わせて欲しい人であれば、その旨を聞いた上で自分の理想の生活とすり合わせることができるか話し合ってみること。
付き合いたての早い段階でこの話し合いを行い、自分と人生が交わらない人であれば、早めに別れた方が良いとのことです。一生の生活に関わるため「好き」という気持ち以外にも、考えなければならないことがたくさんある結婚。気になる男性ができたら、その人の結婚観を早めに聞いてみてください。
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