GIRLS TOPICS

女子が気になる話題のアレ(トピック)について。

公開日:2017.07.28

現代女性にとって仕事とは?既婚者216人に聞く、理想のキャリアと働き方

女性の社会進出により、結婚後・出産後正社員として働き続ける女性が増えています。
しかし、毎日8時間以上働きながら家事・育児をこなすのはなかなかハードで難しいのも現実。

「このまま正社員を続けるのは体力的にも物理的にも厳しいけど、できれば今まで努力して築き上げてきたキャリアを無駄にしたくない…。」
「今の仕事を続けながら、働く時間を短くできれば最高なのに…。」
「家計が許すなら仕事を辞めて家事・育児に専念したい…。」

など、仕事に対する考え方は様々でしょう。

ところで実際、現代女性は結婚により、どれくらいの割合の人が職場や雇用形態を変えているのでしょうか。
また、現代女性にとって理想の働き方とはどのようなものなのでしょうか。

今回は、25歳〜39歳既婚女性216人アンケート調査を行いました。結婚を視野に入れた今後のキャリア形成に悩んでいる方、実際に結婚後、仕事と家庭の両立に悩んでいる方は必見です。

※調査方法:インターネットリサーチ、調査会社:株式会社ジャストシステム

実際にどれくらいの既婚女性が、結婚を機に働き方を変えているの?

まずは、今回のアンケート対象となる既婚女性216人

ーあなたは結婚が理由で、職業や雇用形態を変えた経験がありますか。

という質問をしました。結果は以下のように、

hatarakikata

全体の半数以上、130人の人が結婚が理由で独身時代と異なる働き方をしていることが分かります。

※ちなみに、今回のアンケート対象216人のうち、149人が子供有り、67人が子供無しです。

結婚を機に今までと同じ働き方ができなくなってしまった130人の女性は、この事実についてどう思っているのでしょうか。

結婚を機に働き方を変えたことは、良かった?悪かった?

結婚を機に働き方を変えることは、既婚女性にどんな影響を与えているのでしょうか。
先ほどの質問に「はい」と答えた130人に、

ー結婚が理由で今までと同じ働き方ができなくなったことについて、どう思いますか。

という質問をしました。

家事や育児に専念できて良い!肯定派の意見

●ガッツリ働きたくはないタイプだったので、仕事量を減らせたことは嬉しい。/36歳・専業主婦
●特にキャリアもなかったので、それほど問題はありません。/32歳・会社員(事務系)
●お金が稼げないのはイヤだけど、その分子供達が学校から帰って来るときに出迎えることができるのはいいと思う。/35歳・専業主婦
●正社員としてではなくパートになってしまったが、自分の都合に合わせて働けるのでありがたい。/33歳・会社員(その他)

元々仕事に対してそこまでやりがいを感じていなかった人や、自分の仕事よりも家庭や育児に重きを置く人にとって、結婚を機に働き方を変えるということは大きな問題ではないようです。また、働き方が変わったことを「嬉しい」と答えた人も。

人によっては、独身時代よりも理想のライフスタイルを手に入れることができたようです。

今までの努力が…。否定派の意見

shutterstock_631948502

●ずっと上を目指して頑張ってきて、あと少しでステップアップできるというときに、結婚を機にそれが叶わなくなってしまった。/32歳・会社員(その他)
●大学を出て上場企業に就職したが、結婚・出産でパートに。残業が出来ないので仕方がないけど、本当は以前の仕事を続けたかった…。/33歳・パート
●努力してキャリアアップしたのに、女性が家庭に入るっていう風習が納得できない。かといって、共働きは現実的に不可能なので、悔しい。/34歳・パート
●周囲の人からは大学も出てもったいないと言われたけれど、自分ではその時は特に何も思っていませんでした。でも、時間が経って、出産もしてから考えると、働いていた方が良かったかなという後悔もあります。/31歳・専業主婦

大学の受験勉強や、その後の就職活動を頑張った人、キャリア形成を頑張ってきた人にとっては、結婚を機に思うように働けなくなってしまったことはやはり良いことではないよう。
また、その時は家庭に入ることに対して不満を持っていなくても、出産して子育てが落ち着き、余裕ができると働きたいという欲求が出てくる場合もあるようです。

さらに、

●結婚ではなく出産で今までどおりは働けなくなったことが残念です。/37歳・専業主婦

という意見も。結婚の時はこれまでの働き方をキープすることができたとしても、出産となるとさらに難しくなるのでしょう。

結婚・出産というライフイベントを叶えつつ、自分のキャリアや働き方に妥協をしないことは無理なのでしょうか。

結婚・出産と仕事の両立って実際どう?独身時代と同じ働き方を続けている人たちのリアルな声

実際に、結婚・出産仕事の両立を行っている人たちはどんな毎日を送っているのでしょう。
今度は、結婚後も同じ働き方をしている、最初の質問に「いいえ」と答えた80人

ー結婚後も今までと同じ職業、雇用形態で働き続けることをどう感じていますか。

という質問をしてみました。

旦那さんや職場の理解があって助かる!あまりストレスを感じていない派

●子育てに理解がある職場なので、子供のことで休みを取りやすく、お互い助け合いながら仕事を続けることができている。/31歳・公務員
●定時で帰れる職場であるため、特に困ったことはない。/29歳・会社員(事務系)
●ストレスは溜まるが、主人の協力や家事分担をすれば結婚後も働く事は十分可能。/32歳・会社員(技術系)

職場や旦那さんの理解があるおかげで、仕事と家庭のどちらかが忙しい時そちらに集中することができているよう。
困った時に一人で抱えこむ必要がないということは、働く既婚女性にとって大きな支えとなるのではないでしょうか。

体力の限界を感じる!?ぶっちゃけしんどい派

shutterstock_603244565

●収入が減ると生活が厳しいので正社員のまま仕事を続けている。でも、家のことがほとんどできていない。/36歳・会社員(その他)
●朝早く夜遅いので家事との両立が辛い。毎日疲れ切っている。収入が良いので辞められない。辞めたら生活が立ち行かなくなる。/38歳・会社員(その他)
●子供がいるので大変な事ばかりだが、もし辞めたら他の会社で再び正社員になるのは難しいので、何とか続けている。/30歳・会社員(技術系)
●旦那との仕事の時間帯や曜日などを考えると体力的にきつい。でも正社員の職を手放すと、今後パートでしか雇ってもらえなくなるのではないかと不安。/33歳・会社員(事務系)

両立を続けることで体力的に限界を感じていたり、どちらかが疎かになってしまっている人が多い、ぶっちゃけしんどい派。忙しさのあまり、「自身のキャリアに満足できているか」について考えている人はあまりいないようですが、今の仕事を辞めてしまうと金銭的に苦しくなるという理由で続けざるを得ないようです。

また、限界を感じていても、「一度辞めてしまうともう二度と正社員になれないのではないか」という不安から、何とか続けている人も。こういった人たちも、職場旦那さん、どちらか片方の理解を得ることができれば、もう少し生活に余裕が生まれるのかもしれません。

現代の既婚女性にとって、結婚・出産後の理想のワークライフバランスとは?

shutterstock_598188293

結婚を機に働き方を変えた人も、同じ働き方を続けている人も、それぞれの環境に満足している人もいれば不満を抱えている人もいることが分かりました。
それでは、現代女性にとって理想のライフワークバランスとはどのようなものなのでしょうか。最後に、今回のアンケート対象となる既婚女性216人

ーあなたにとって、女性の理想の人生(ワークライフバランス)とはどのようなものですか。

という質問をしました。

キャリアにそこまでこだわりはない!家庭・育児を中心に生活したい派

●お金のことを気にせず、子育てに専念できる制度がほしい。結婚や出産が高齢化してるからこそ、子育てに向き合える期間がほしい。出産後すぐに働かないと生きていけないのではさみしい。/35歳・専業主婦
●四年制大学卒業後25歳くらいで結婚・出産し、30歳くらいからパートをしたい。奥さんがパートで月に数万円ほど稼げばいい家計が理想。/30歳・パート
●大学卒業後、就職し、結婚して子供ができたら、専業主婦になり、子供が小学生くらいになって、時間に余裕が出てきたら、パートなどして少し生活の足しになるくらい稼げたらいい。/36歳・会社員(事務系)

仕事よりも家庭・育児を中心に生活がしたい派の意見としては、それを実現するためにある程度余裕がある家計が理想的なよう。
そのためには、何より旦那さんの理解や協力が必要となるでしょう。

出産・結婚で仕事を諦めたくない!好きな仕事を続けたい派

●大学卒業後に専門職の資格を取り、25歳ぐらいで結婚、結婚後も資格を活かして仕事をして経済的にゆとりのある生活をする。/33歳・専業主婦
●大学卒業後、成長できる会社で働き、基礎力がついたら、やりたい仕事に転職、個人事業主として独立。出産して、しばらくは育児にシフトしつつ、月20万の収入を、できるだけ拘束時間の少ない形で生み出す。子供はなるべく預けず一緒に過ごす。そしてまた徐々に自分の趣味の時間や新しい仕事も増やしていくのが理想。/35歳・自由業
●四年制の大学を卒業し、就職。26歳~27歳で結婚して出産。30代前半で2人の子供を授かる。その間も産休、育休を取りながらフルタイムで働き、保育園に預けながら働き続ける。仕事は、子供の熱などでも休めるような理解ある職場であること。/31歳・公務員
●自分の好きな職に正社員でつき、20代後半まで働き、結婚・出産をし育休が明けるとともに、元のキャリアでバリバリ働くことが理想。結婚後も独身時と同じくらいの収入が理想。/34歳・会社員(技術系)

結婚・出産後も好きな仕事を続けたい派の意見としては、それを実現するために学生のうちに資格を取得しておくことや、結婚前にバリバリ働いてキャリアを形成しておくことが理想なよう。
また、結婚前から先を見据えた努力をすることで、独立して自分で働く時間をコントロールしたり、子育てに理解のある会社に勤めるようにするという意見もありました。

自由だからこそ難しい現代。先を見据えた努力や周囲の理解によって、自分の好きな生き方をしよう!

shutterstock_426303352

当たり前のことですが、今の生活に満足している人もいれば不満を抱いている人体力的にギリギリの生活をしている人もいる既婚女性
いずれにせよ、結婚・出産後理想のライフワークバランスを保つには、結婚後にいきなり一人で努力するだけでは難しいことが分かりました。

家庭を中心に生活をしたい人は、金銭的な面で旦那さんの協力が必要ですし、仕事を続けたい人は、家事の面で旦那さんの協力が、仕事量という面で職場の理解が必要となります。

現在未婚の方は、自分の理想となるライフワークバランスを思い浮かべ、それを実現するためには自分はどんな会社・業界でどう頑張れば良いのか、どんな人と結婚すれば良いのか考えてみると良いかもしれません。そして結婚・出産後スムーズに理想の働き方をしたり、旦那さんや会社の理解を得られると良いでしょう。

また、現在既婚でワークライフバランスに悩んでいる方は、少しでも旦那さんや会社の理解を得られるよう、まずは自分の理想を伝えてみることをおすすめします。女性の生き方が複雑化している現代。時代に振り回されず、自分の理想とする生き方をできるように頑張りましょう!

テスコム女性キレイ研究所を
フォローして最新情報をチェック!

"Related Keywords"

関連キーワード