HAIR

プロが教える、簡単にグッとステキに見える髪テク集などを公開。

2017.07.04

シャンプーを行う時は38度のお湯がベスト!?美容師に聞く、正しい洗髪のやり方

「夕方になると、頭皮の脂が気になる」
「最近頭皮が痒くて困っている」
「もしかして私の頭…臭い!?」

など、頭皮に関する悩みのある方、いるのではないでしょうか。
中には、「毎日ちゃんとシャンプーをしているのに、なんで?」という方も多いことでしょう。

しかし、あなたのシャンプーのやり方は、果たして本当に正しいのでしょうか?
なんとなく毎日行っているシャンプー。実はそのやり方が間違っているがために、シャンプーのせいでかえって脂が増えてしまっているケースも少なくありません。

今回は、銀座4丁目に店舗を構える美容室『R de Beaute』のベテランスタイリスト在原剛さんに、正しいシャンプーのやり方をお聞きしました。

シャンプーを正しくできていないと、頭皮の痒みとベタつき、臭いを引き起こす!?

そもそも、正しいシャンプーのやり方を知らないとどんな事態を招くのでしょうか。

頭皮が痒いのは、シャンプーのせいかも?

shutterstock_540953773

まず考えられるのが、頭皮の痒みを引き起こすこと。
頭皮の痒みを引き起こす原因は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、洗いすぎによる頭皮の乾燥
良かれと思いシャンプーをしすぎてしまったり、洗浄成分の強いシャンプーを使ってしまうと、頭皮の皮脂を取りすぎてしまい乾燥してしまいます。
頭皮が乾燥すると痒みフケの原因に。

特に、肌も乾燥しがちなは、頭皮も乾燥しがちです。1年中同じシャンプーを使っていると、冬だけ乾燥してしまうなんて人も少なくありません。そんな時は、夏と冬でシャンプーを使い分けることをおすすめします。

※シャンプーの選び方については、ヘアカラーを長持ちさせるためのケア方法の記事に載っているので、参考にしてみてください。

2つ目は、洗い残しによる炎症
シャンプーをしっかりできておらず、ヘアケア剤スタイリング剤が頭皮に残って炎症を起こしている場合も痒みを引き起こします。
頭皮を不衛生にすることで雑菌が増殖し、免疫力が低下することにより炎症が起こるのです。

3つ目は、洗い方による炎症
正しいシャンプーの仕方を知らずに、でゴシゴシと頭皮をこすってしまうと、炎症の原因に。
その炎症が、痒みの原因となるのです。

頭皮がベタつくのは、シャンプーのせいかも?

shutterstock_474736711

間違ったシャンプーは、頭皮の痒みだけでなく、ベタつきを引き起こすことにも繋がります。

頭皮のベタつきは、運動不足ストレス血行不良食習慣など、様々な原因が考えられますが、今回はシャンプーによって頭皮のベタつきが起こる原因について説明します。
その原因は、大きく分けて2つ。

1つ目は、シャンプーの使用量が極端に少なく、不衛生な状態であること
頭皮を洗いきれていないことで、頭皮に皮脂が蓄積されていき、ベタつきの原因となります。
また、皮脂が頭皮に溜まることで臭いの原因にもなるので、気をつけましょう。

また、頭皮の皮脂を落とすことができていても、ヘアケア剤スタイリング剤が取りきれておらず、ベタついてしまうというケースもあります。

2つ目は、洗いすぎによる皮脂の過剰分泌
痒みの原因で述べたように、シャンプーをしすぎてしまったり、洗浄成分の強すぎるシャンプーを使ってしまうと、頭皮は乾燥してしまいます。すると、乾燥から守るため、普段よりも「皮脂を分泌しよう」という作用が強く働き、結果的に「しっかりシャンプーをしているハズなのに、頭皮がベタつく」という事態に。
洗いすぎも良くないのです。

泡立てる前後の、予洗いと洗い流しが肝!正しいシャンプーの仕方とは?

では、どのようにシャンプーを行えば、これらの事態を防ぐことができるのでしょうか。

まずは、シャンプーをする前に知っておきたい3つの注意点を紹介します。

正しいシャンプーを行うための注意点

1.お湯の温度は、少しぬるめの38度くらいに設定する。
2.爪をたてず、指の腹を使う。
3.髪の毛を洗うというよりも、頭皮を洗うイメージでシャンプーを行う。

お湯が熱すぎると髪のキューティクルが開いてしまい、栄養素が出ていってしまったり、ツヤがなくなってしまったりとダメージの原因になるのだそう。

以上の3つを心がけて、シャンプーを行いましょう。
続いて、正しいシャンプーの具体的な流れを紹介します。

1.シャンプーの泡立ちはこれで決まる!「予洗い」

shutterstock_591346094

まず行わなければならないのが、シャンプーをつける前にお湯で髪を洗う予洗い
この予洗いをしっかりと行えば、お湯だけで70〜80%の汚れが落ちると言われています。(あくまで、ここで落ちる汚れは皮脂などで、スタイリング剤など、 人工的な汚れはしっかりシャンプーをしないと落ちません。)

また、予洗いをきちんと行うと皮脂などの汚れを落とすことだけでなく髪に水分を含ませることができるので、この後の泡立てが良くなります。指の腹を髪の毛の間に入れ、しっかりと水分を含ませましょう。
シャワーで軽く流して終わらせてしまう人が多いと思いますが、浴槽に頭をつけるぐらいの勢いで髪に水分を含ませないと意味がありません。

皮脂を落とし、髪に水分を含ませるため、3〜4分かけて丁寧に予洗いを行ってください。

2.根元全体をしっかり洗おう!「泡立て」

shutterstock_588093446

しっかりと予洗いを行ったら、いよいよシャンプーを使って頭皮を洗っていきます。
使用するシャンプーの量の目安はこちら。

ショート〜ボブ→1プッシュ
ミディアム→1.5プッシュ
ロング→2プッシュ

予洗いがしっかりできていると、ロングの人でも1プッシュで十分な場合も。髪の量によっても異なるので、あくまで目安として参考にしてください。

シャンプーを手のひらに出したら、両手の上で泡立てて軽く馴染ませます。
その後、頭皮に直接つけることはせず、頭皮近くの髪(根元付近)につけてください。

全体につけ終わったら、泡立てスタート。
軽い圧をかけ、指の腹でまずは根元付近を洗っていきます。この時、力を入れすぎるのはNG。髪の毛に触れてはいるものの、頭皮からは軽く手を浮かせているくらいの感覚で、両手で円を描くように頭皮全体を2往復ほど洗っていきます。
とくに、耳の後ろは指が届きづらく、洗い残しが多い箇所なので意識的に洗いましょう。

shutterstock_588093173

今度は、毛先の方の髪も持ち上げて全体を泡立てます。毛先の方の髪を持ち上げると空気が入るので、泡立ちがさらに良くなります。それでも泡立ちが足りない場合はシャンプーを少し増やすか、お湯を少し足してみてください。

全体を洗い終えたら、最後にマッサージもします。頭にはツボがたくさんあるので、指の腹手の平を使って気持ち良いと思う強さでマッサージをしてください。
おすすめはこめかみのあたり。また、目が疲れている人耳の周りを押すと良いでしょう。
マッサージをすることで、頭皮の血行がよくなり抜け毛防止などに繋がります。

3.予洗いよりも時間をかけてしっかりと!「洗い流し」

shutterstock_591346292

泡立てが終わり、マッサージも終わったら、最後にシャンプーを流します。
頭皮トラブルの原因の多くが洗い流しによるもの。

シャンプーのぬるつきが取れていても、成分が残っている場合は多いです。予洗いよりも丁寧に、5分ほどの時間をかけてしっかりと洗い流しましょう。
指の腹で軽く全体をこすりながら流すとGOOD。この時も、忘れがちな耳の後ろを、意識的にしっかりと洗い流してください。

おまけ・洗い流しが最も多い!?「トリートメント」

shutterstock_330679427

シャンプーの後にトリートメントを行う場合は、耳から下の髪につけましょう。
基本的に、トリートメントの役割は髪を補修すること。根元の方の髪は、生えてからまだそんなに時間が経っておらず、健康であるためにケアをする必要がありません。

また、頭皮にトリートメントがついてしまうと、ベタベタして毛穴がつまる原因に。毛穴がつまり皮脂が溜まると、ベタつき臭いの原因になってしまいます。また、皮脂の塊が湿ったフケとして出てくる場合も。

頭皮への負担を考え、トリートメントは中間〜毛先の、ケアが必要な箇所のみにつけるようにしましょう。

なんとなく行っているシャンプーが頭皮に悪影響を与えているかも?シャンプーのやり方を見直して、清潔で健康な頭皮を

学校でも家庭でも中々習うことがない正しいシャンプーのやり方
正しいと思ってやっていた方法が、実は 頭皮悪影響を与えているかもしれません。

また、お風呂は朝派という人もいますが、頭皮に汚れが溜まったまま寝てしまうと、夜の間に雑菌が増殖する恐れも。できればシャンプーはに行い、しっかりと乾かしてから寝た方が頭皮にとっては良いでしょう。

※シャンプー後の、正しい髪の乾かし方についてはプロに聞く、本当は楽な正しい髪の乾かし方の記事をご覧ください。

頭皮を綺麗に保つことは、痒みベタつき臭いなどの頭皮トラブルを防ぐことに繋がります。間違ったシャンプーを続けることは、百害あって一利なし。普段当たり前に行っているシャンプーのやり方を、もう一度見直してみてはいかがでしょうか。



◎今回ご協力いただいたスタイリストさん

DSC_8000

在原剛(ありはらつよし)
銀座4丁目に店舗を構える美容室『R de Beaute』のベテランスタイリスト。理容、美容のライセンスを持ち、理容室、美容室での実務を7年経験。理容ならではのアイロンパーマスタイルから美容ならではのエアリーなパーマスタイルまでパーマに定評があるスタイリスト。ヘアカラーにおいては、3Dカラー、デザインカラーを得意とし外部セミナーにも講師として参加経験を持つ。

テスコム女性キレイ研究所を
フォローして最新情報をチェック!

"Related Keywords"

関連キーワード
  • ともに磨き、ともに輝く
  • Salon de TESCOM