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プロが教える、簡単にグッとステキに見える髪テク集などを公開。

公開日:2017.09.19
更新日:2019.09.13

黒髪でもこなれた印象を与えるヘアアレンジは?美容師に聞いてみた

勤め先の会社のルールなどで、髪を染めたくても染められない方、いるのではないでしょうか。
しかし黒髪の難点と言えば、重たい印象になってしまうこと

髪の量が特別多い訳ではなくても、色が暗いというだけでこなれ感を出しづらくなってしまいます。
黒髪のまま、こなれた印象を出すことはできないのでしょうか。

そこで今回は、プロのヘアメイクアーティストである江森喜子さんに、黒髪でもこなれた印象を与えるヘアアレンジ3パターンお聞きしました。

ミックス巻き×バター系のスタイリング剤で、濡れ感を出そう!

まずは今回のモデルさんのビフォー写真を見てみましょう。

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ナチュラルな動きのある素敵なクセ毛ですが、黒髪のせいかやや重い印象に見えてしまいます。

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こなれ感を出すため、ベース作りとして髪を巻いていきましょう。
今回のモデルさんはセミロングヘアだったため、26mmのコテ(今回は、テスコムのマイナスイオン2WAYスチームヘアーアイロン TPW2626を使用)を使って、ミックス巻きにしました。
ロングヘアの方は少し太めの32mmのコテがおすすめです。

※写真の商品は、現在廃盤になっているため、最新機種(マイナスイオン 2WAYスチームヘアーアイロン TPW2826)をご覧ください。

表面の髪を巻く時は根元から巻くように心がけ、全体的に動きをつけます。

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巻き終わったら、スタイリング剤(今回は、ココバイのザ・プロダクトを使用)を両手に伸ばし、髪全体をかき上げるように巻いた髪をほぐしていきます。

黒髪の人は重い印象になりがちなので、ザ・プロダクトのように濡れ感の出るバター系のスタイリング剤を多めにつけるのがおすすめ。

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ベースが完成すると上の写真のような状態になります。
ゆるめの動きがつき、濡れ感も出て少しこなれ感が出ました。これをベースに、ヘアアレンジをしていきましょう。

ルーズなおだんご×スカーフ柄ヘアバンドで、こなれアップスタイル♡

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初めに紹介するのは、ワイヤー入りのスカーフ柄カチューシャを使うことで、こなれた印象に見せるおだんご。

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まずは全体の髪を後ろでひとつにまとめます。

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この時、上の写真のように耳の周りの髪を少し出し、耳の上に髪がかかるようにしてください。
さらに、耳下・こめかみ辺りの毛束を少量引き出します。

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まとめた髪をゴムで結び、おだんごにします。

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ゴムの周りの毛束やトップの毛束を少量ずつ出し、無造作なルーズ感を出します。

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おだんごを作った際に余った毛束をゴムの周りに巻きつけ、ピンで留めて固定します。

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ここまでできると、上の写真のような状態に。
これだけでもある程度こなれ感は出ますが、黒髪のせいかやや重い印象が未だ残ってしまいます。

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そこでアクセントとして、おだんごの周りにワイヤー入りのスカーフ柄カチューシャを巻きつけます。

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すると、一気にこなれアップスタイルが完成♡

耳周りの髪やトップの髪を引き出すことでルーズさを演出し、仕上げにスカーフ柄をプラスすることで黒髪の重たい印象を払拭できます。

おだんごを崩してカチューシャを巻きつけるだけなのでとっても簡単♡シンプルな服装に合わせれば、スカーフ柄が引き立ち、さらにこなれた印象を与えることができるでしょう。

ルーズなフィッシュボーン×トレンドのヘアバトンで、こなれハーフアップ♡

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次に紹介するのは、ルーズなフィッシュボーンにトレンドのヘアアクセサリー、ヘアバトンを組み合わせたこなれハーフアップです。

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ヘアバトンとは、その名の通りバトンのようになっているヘアアクセサリー。
片方の丸い玉が外せ、かんざしのように髪にさして使います。マジェステの次に流行りだしたヘアアクセサリーなので、まだお持ちでない方は要チェックです。

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まずはトップの髪を手に取り、ゆるめのフィッシュボーンにしていきます。

※フィッシュボーンのやり方が分からない方は、ヘアアレンジの基礎を徹底解説!の記事をご覧ください。

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中間辺りまでフィッシュボーンにしたらゴムで結び

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毛束を引き出してほぐします。
トップの髪を引き出す時は、頭の形に合わせて引き出し、ハチが張らないように気をつけましょう。

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ここまでできると、上の写真のような状態に。

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さらにゴムを隠すため、上の写真のポニーアレンジスティックを使用します。
100円均一などでも気軽に手に入るので、お持ちでない方は探してみてください。

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結んだ毛先から少量の毛束を手に取り、ゴムの周りにぐるぐると巻きつけ、ゴムの結び目にポニーアレンジスティックを差し、輪っかの中に、巻きつけた毛束の毛先を入れます。

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そのままポニーアレンジスティックを矢印の方向にスライドさせ、抜き取ります。

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ここまでできると、上の写真のような状態に。
ヘアピンを使わずに、ゴムを綺麗に隠すことができます。

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仕上げにヘアバトンをさせば

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トレンドのヘアアクセサリーを取り入れた、こなれハーフアップの完成です。

他の人があまりやらないフィッシュボーンにヘアバトンをプラスすることで、他の人と差をつけつつも、トレンドをしっかりとキャッチ♡

髪が多いという方は、最初にトップの毛量をまとめるときに、下に残す毛量を調整すると良いでしょう。
4つの毛束を編むフィッシュボーンは立体感が出て、動きが出やすく、軽くも見えます。編み込みよりも密度があるので、ほぐす時に縛ったところをしっかり持って引き出せば、ルーズなこなれ感満載に仕上がります♡

髪を髪で結ぶノットヘアー!?簡単なのに、他の人とかぶらない♡こなれサイドポニー

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最後に紹介するのは、髪を髪で結ぶこなれサイドポニー

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まずは全体の髪を挟むように、両サイドの毛束を手に取ります。

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手に取った両サイドの毛束を、頭の中心より右側で結びます。(ヘアアクセサリーを使用せずに髪を髪で結ぶことを、ノットヘアーと言います。)
紐を縦結びにするのと同じ要領で、両サイドの髪縦結びにします。

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すると、上の写真のような状態に。

ここで、上に出た方の毛束も下におろし

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全ての髪をひとつにまとめます。

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上の写真のような状態になればOK。
手で抑えている箇所を、ゴムで結びます。

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仕上げに、全体の毛束を引き出し、ほぐします。

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たったこれだけで、他の人と被らない、こなれサイドポニーの完成♡

両サイドの髪を縦結びにするだけなのに、凝った編み込みをしたかのような仕上がりになります。日本ではまだあまり知られていませんが、海外では大人気だと言うノットヘアーを使って、他の人と差をつけたこなれヘアーを手に入れましょう♡

簡単なヘアアレンジ×ヘアアクセサリーで、黒髪でもこなれた印象になれる♡

今回ご紹介したヘアアレンジは、どれも簡単なものばかり。少しヘアアレンジをするだけで、誰でもこなれた印象を手に入れることができます。

「ヘアアレンジをしても、黒だけだとやっぱり重たく見えてしまう…。」という方は、ヘアアクセサリーをプラスすることでを取り入れれば、一気にこなれ感アップ♡

簡単なヘアアレンジとヘアアクセサリーを組み合わせて、納得のいく仕上がりを手に入れましょう。


◎今回ご協力いただいたヘアメイクさん

emorisan

江森喜子(えもりきこ)
東京都新宿区在住。6年ほどヘアメイクサロン勤務を経て現在フリーランスで活躍。現在の活躍フィールドはブライダル、映像、Webカタログなど。

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