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プロが教える、簡単にグッとステキに見える髪テク集などを公開。

公開日:2018.12.21

【ヘアドネーション体験記】賛同サロンで実際にカットしてみた

様々な理由から髪に悩みを抱える子どもたちに、医療用ウィッグの原料となる毛髪を寄付する「ヘアドネーション」

美容院でカットされたあとに捨てられるはずだった髪の毛を、誰かにとってかけがえのないプレゼントへと変えることができる素敵な活動です。

今回は、そんな「ヘアドネーション」の魅力についてご紹介すべく、JHD&C(ジャーダック、以下JHD&C)のヘアドネーション賛同サロンとしても活躍されている、二子玉川の「55JET ai HAPPY HAIR MAKE」の代表・當間さんにご協力いただき、実際にヘアドネーションを体験してきました。

現在、日本で活動する団体や企業は3つ!「ヘアドネーション」の魅力とは

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「ヘアドネーション」とは、病気や事故などによって髪の毛を失った子どもたちの医療用ウィッグを作るために、髪の毛を寄付(ドネーション)すること

「ヘアドネーションに協力することで、自分の髪の毛が誰かの役に立つのなら」と、素敵な想いを持った方々の賛同を受け、少しずつ認知が広がっています。近年、女性芸能人がチャレンジしたことにより、注目される機会も増えてきました。

日本では、2018年9月現在、以下3つの団体や企業がヘアドネーション活動を行っています。

ヘアドネーションに参加するための方法と条件

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JHD&Cへ寄付する方法

今回は撮影にご協力いただいた、サロン「55JET ai HAPPY HAIR MAKE」が賛同しているJHD&Cへの髪の毛の寄付についてご紹介します。ちなみに、団体によって寄付できる髪の長さや送付方法などそれぞれ規定が異なるため、必ず団体の規定を確認の上、寄付を行ってくださいね。

<JHD&Cとは?>
・国内に「ヘアドネーション文化」を定着させた団体。寄付によって集められた髪だけを使い、フルオーダーのメディカル・ウィッグ(フルウィッグ)を製作、完全無償提供をおこなっている国内唯一のNPO法人。
・レシピエント(ウィッグを受け取る方)が19歳になるまで、何度でもウィッグを申し込むことが可能。

<JHD&Cへ髪を寄付する方法>
行きつけのサロン(気心の知れた担当スタイリスト)でカットしてもらうのが安心ですが、「賛同サロン」と呼ばれる美容院であれば、ヘアドネーションのカット方法など、JHD&Cの規定に沿って対応してくれます。JHD&Cへ寄付される際には、JHD&C所定の「ドナーシート(髪の毛の情報を記載するシート)」と一緒に、ご自身で送付しましょう。

JHD&Cへの髪の寄付の詳細・ヘアドネーションを受け付けている賛同サロンは、こちらで紹介されています。

※賛同サロンでのヘアドネーションカットにも料金が発生します。ご予約の際には必ず「ドネーションカットをしたい」と伝えたうえで、料金などをご確認ください。

寄付するための条件

1. 寄付できる髪の長さが31cm以上あること
JHD&Cに寄付する場合、最低でも31cm以上の長さが必要となります。

JHD&Cが製作するウィッグは、メッシュ状のウィッグネットに、髪の毛を半分ほどの長さで折り返すようにして一本一本結びつける(手植え)製法が採用されています。これによって、ウィッグの一番の問題点である「抜け毛」を大幅に減らすことができるのだそうです。

つまり、この製法だと、31cmの髪の毛はおよそ半分の長さ(15cm)のボブスタイルのウィッグに仕上がることになります。しかし、JHD&Cからウィッグを受取る女の子の多くはロングヘアを希望されるということで、ドネーションヘアは、長ければ長いほどありがたいのだそうです。

2. 極端なダメージ毛ではないこと
軽く引っ張っただけで切れたり伸びたりしてしまうほどの極端なダメージ毛でなければ、誰でもドネーションできます。ブリーチやパーマ・カラーをしていても、くせ毛やグレイヘア(白髪)でもOK!

年齢や国籍、性別も問いません。近年では、子どもの参加も増えているそうです。

3. 完全に乾いていること
髪は完全に乾いた状態でカットします。「シャンプー前のドネーションカット」が何よりも大切です。少しでも湿っていると、カビや雑菌が繁殖してしまい、せっかく寄付した髪がウィッグに使用できなくなるだけではなく、他の方が寄付した髪もカビの脅威にさらされて使えなくなってしまう可能性があります。

どんな流れでヘアドネーションするの?編集部員が実際にカットを体験してみました

それでは、ヘアドネーションの流れについてご紹介します。今回カットするのは、ヘアドネーションのために2年半もの間髪を伸ばし続けた、女性キレイ研究所編集部のTさんです。

1. まずはカウンセリングからスタート

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いつもどおり美容院に行く場合と同様に、まずはカット後の髪型イメージのカウンセリングからスタート。

「ヘアドネーション、と聞くと『毛束をそのまま切り落とされて、ボサボサの髪型のまま帰されるんじゃないか』と思っている方も多いのですが、そんなことはありません。通常のカットと同じように、ドネーション後のヘアスタイルまで満足いただけるように仕上げることを大事にしています」と、當間さん。

2. 髪をカットする束ごとにまとめていきます

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ドネーション後のヘアスタイルが決まったら、一度ドライヤーで髪を充分に乾かした後、髪を複数の束にまとめていきます。

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3. 2年半伸ばし続けた髪を……ついにカット!

すべての髪をまとめ終えたら、ついにカットの段階です。

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當間さんからの「自分で切ってみる?」との一声で、思わず笑顔がこぼれるTさん。毛束の切り口がいびつにならないように、カットのコツを教わります。

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2年半もの歳月をかけて育てた髪の毛を、ついに……

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カット! Tさん、思わず「切れた〜!」と一言。

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残りの毛束のカットは當間さんにおまかせ。「せっかく伸ばし続けた髪が、少しでも無駄にならないように」と、丁寧にカットしてくれます。

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こちらが、今回カットした髪の毛。1つにまとめてみると、意外と量が少ないことに気が付きます。

「1つのウィッグを作るためには、およそ20〜30人分の髪の毛が必要です。だからこそ、より多くの方々のご協力が必要なんです(當間さん)」。

4. カットした毛先をきれいに整え、ヘアスタイルの仕上げに突入

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すべての毛束を切り終え、あとはヘアスタイルの仕上げに突入。毛先がバラバラにならないよう、きれいに整えていきます。

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これですべての工程が終了です。

5. ヘアドネーション、終了!

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2年半もの間伸ばし続けた髪の毛を、ばっさりとカットしたTさん。今回のヘアドネーション体験を通して感じたことについて聞いてみました。

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Tさんのコメント
テスコムのCSR活動でヘアドネーションを知り、実際に自分も体験してみようと決めてからは毎日無意識にやっていたドライヤーも「髪が傷まないように髪をしっかり乾かそう」と思うようになったり、顔は見えないけれどウィッグを必要としている誰かの事を考えるようになったりと、とても良い経験になりました。

自分の髪の毛の大切さも実感する良いきっかけにもなりました。そして、髪が長くなるにつれてテスコムの速乾性の高いドライヤーは本当に重宝しました。笑

JHD&Cがプレゼントしているのは「100%寄付された髪の毛で作る、世界に一つだけのウィッグ」で、一体一体がフルオーダー品。そのため、申し込んでからお渡しできるまでには一定の待機期間がありますが、ウィッグを申し込む方は年々増えているそうです。
私たちテスコムは、ヘアドネーションの活動に賛同する企業の一つとして、皆さんが心をこめて寄付した髪が一人でも多くの子どもたちに届けられるよう、今後もこの活動を応援していきたいと思います。

あなたの髪の毛が、誰かにとって「かけがえのないプレゼント」になる

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「髪を伸ばすことに、意義が生まれる。そして、誰かを笑顔にできる。いつもなら捨てられてしまう髪の毛が、そんな風に循環していくのって、素敵ですよね」。當間さんは、そう語ります。

長い年月をかけて綺麗に育てていく髪だからこそ、今すぐにできる寄付とはまた違った「かけがえのないプレゼント」になるのかもしれません。

いま、ロングヘアで「そろそろ髪の毛を切ろうかな…」と考えている方は、ぜひヘアドネーションに参加してみませんか。

◎今回ご協力いただいたスタイリストさん

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當間紀之(トウマノリユキ)
55JET 代表
東京・渋谷の某サロンで ヘアメイク・ヘアショー等で活躍。25歳で三店鋪の店長に就任し 28歳で会社を設立し独立。20周年を迎え社会への御恩返しとして始めたヘアドネーションでは、イベント等の最前線で動きヘアドネーション活動の普及に努めています。サロンワークでもヘアドネーション活動は「いい意味で日常」となっており、美容師としてドナーの方の想いをレシピエント(受取人)さまへ届ける橋渡しをされています。

◎ご協力いただいたヘアドネーション団体
JHD&C

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