【UVの蓄積で肌は瀕死?】夏の終わりにできるスキンケア方法を専門家に聞いてみた

海にBBQ、キャンプやフェスなど、イベントが盛りだくさんの夏も終わりかけている今日この頃。
たくさんの楽しい思い出に浸っている…場合ではありません。
夏の終わりにしっかりとしておかけなければならないことがあります。そう、それは紫外線をたっぷり受けた肌のケア。
今回は、マスカラVSマツエクの記事、ナチュラル眉毛の作り方の記事でお馴染みのヘアメイクアーティスト、江森喜子さんに夏の終わりに必要な肌のUVケアについてお話を伺いました。
肌老化の9割は紫外線のせい!?どうして肌に悪いの?
そもそも、紫外線は肌にどんな影響を及ぼしているのでしょうか。
江森さんによると、肌老化の9割が紫外線が原因によるものと言われているのだとか。
日々肌に蓄積される紫外線は、肌に潤いを与えるコラーゲンにダメージを与えるだけでなく、活性酸素を発生させます。
“酸化させる“力をもつ活性酸素は細菌類の殺菌効果をもっており、ある程度は身体にとって必要なのだそう。
しかし、活性酵素の力は非常に強いため、必要以上の量が発生すると必要な細胞にもダメージを与えたり、肌を酸化させてしまいます。
“肌を酸化させる”というのは、なかなかイメージがつきにくい言葉ですが、簡単にいうと身体をさびさせ、細胞の老化を早めることに。また、古い肌から新しい肌へと生まれ変わるターンオーバーの周期を乱れさせたり、代謝を悪くする働きもあるので、結果的に肌を乾燥させ、シワやたるみとなって顔や身体に現れるのです。
さらに、肌のキメも乱すので、毛穴が目立って見える原因にもなるのだとか。
夏のビーチで1日に浴びる紫外線の量は、夏以外の季節に日常生活で浴びる紫外線2週間分になるのだそう。夏をアクティブに楽しんだ人は、他の季節の何倍もの紫外線を肌が受けていることになります。
どうやってケアすればいい?プロに聞く、おすすめケアアイテムとは?
では、夏の間大量の紫外線を吸収し、コラーゲンは欠乏、活性酵素だらけで代謝が悪く、毛穴も目立ってしまっている肌に、どんなケアを行えばいいのでしょうか。
プロのヘアメイクさんおすすめ♡ローション・シートマスク
肌の代謝が悪くなってしまうと、角質が厚くなってしまうため、角質を取る必要があります。
さらに、コラーゲンの不足と活性酵素の発生により乾燥し、砂漠状態になっている肌に、水分をしっかり浸透させることも必要不可欠。これらの肌トラブルを解決するため、導入美容液などを使用して肌を柔らかくし、化粧水などの浸透を高めましょう。
肌に水分を与える、江森さんおすすめのアイテムはこちらです。
●ナチュリエ スキンコンディショナー ハトムギ化粧水(イミュ)
500mlで500円前後とお財布に優しいナチュリエ スキンコンディショナー。
プチプラなので、惜しみ無くたっぷり肌に塗れるのが魅力です。
●HAKU メラノシールドマスク(資生堂)
次は資生堂のHAKU メラノシールドマスク。
30ml×1袋で1500円と少々値ははりますが、顔の上下にシートマスクがわかれているので、顔の隅々までしっかりと密着します。
リッチな使い心地で、肌にしっかりと潤いを与えるのだとか。
●私のきれい日記 黒真珠マスク(統一超商東京マーケティング)
最後は統一超商東京マーケティングの黒真珠マスク。
10枚入りで1360円と手頃な価格ながら、全ての肌タイプに使え、効果は抜群です。
@cosmeのシートマスク・パック部門でも1位に輝いており、多くのユーザーから高評価を受けています。
プロのヘアメイクさんおすすめ♡コットン
また、化粧水を肌全体にまんべんなく浸透させるために、コットンでやさしく塗布することも大切です。そのときに、コットンを軽く精製水に浸してから化粧水をつけると化粧水がコットンに馴染みやすくなるのだとか。
そのまま、コットンパックをすればさらに浸透力がアップ。コットンが乾燥してしまうと逆効果になってしまうので、化粧水をひたひたに足して使用します。10分~15分、コットンが乾燥しない程度にパックするのがベストです。
化粧水の塗布やコットンパックのための、江森さんおすすめのアイテムはこちらです。
●生成カットコットン 大判タイプ(良品計画)
柔らかく、肌あたりもやさしい無印の生成カットコットン。
102枚で350円とコスパもよく、大きめなのでパックにも使えます。
●大きなコットン(DHC)
100枚で420円と、手頃な価格のDHCの大きなコットン。
かなり大きなサイズなのでコットンパックに最適です。
プロのヘアメイクさんおすすめ♡毛穴・くすみケアアイテム
乾燥肌、老化の促進に合わせて、毛穴が目立って見える原因にもなる紫外線。
毛穴を引き締める手助けをしてくれるアイテムも、江森さんにお聞きしました。
●ディースプラッシュ・ラベッラ炭酸オイル美容液(GINZA:ARK)
初めは、炭酸がパチパチとかなり痛みを感じる場合がありますが、使い続けると心地よい刺激になります。痛いのは、肌の老廃物が溜まっているからのよう。くすみがとれ、毛穴が引き締まります。
夏の終わりはもちろん、それ以外の季節にも。毎日の保湿が肌の老化を防ぐ!
冒頭にもお伝えしたように、肌老化の原因はほとんどが紫外線です。1年を通して太陽から届く紫外線。夏の終わりはもちろん、夏の間も、その先も、毎日のケアがとても大切になってきます。
また、肌のコンディションは日々変わるもの。その時々の自分の肌の状態に合わせてケアを変えていく必要があります。
UVの蓄積によって肌が敏感になっているときや、乾燥が気になるときは、クレジンングを肌に負担の少ないクリームやジェルタイプに変えてみるのも効果的なのだとか。
さらに、肌のごわつき、くすみ、毛穴が気になるときは、週に1度ピーリングジェルを使用し、肌のターンオーバーを促し、古い角質を除去することで、くすみや毛穴の古い角質をきれいにすることができるそう。
ケアを頑張りすぎて、ストレスを感じてしまうのはやりすぎですが、今の努力が5、10年後に自分の肌に表れます。日々のケアが当たり前となるよう、夏の終わりだけでなく習慣的に紫外線ケアに取り組んでみてはいかがでしょうか。

江森喜子(えもりきこ)
東京都新宿区在住。6年ほどヘアメイクサロン勤務を経て現在フリーランスで活躍。現在の活躍フィールドはブライダル、映像、Webカタログなど。
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