奥二重でも目が大きく見えるアイメイクは?プロのヘアメイクさんに聞いてみた

パッチリ二重に比べて二重幅が狭い奥二重。
気合いを入れてアイメイクをしても、アイラインやアイシャドウがあまり見えず、目が大きく見えなくて困っているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、奥二重には奥二重用の目を大きく見せるアイメイクがあるはず。
今回は、プロのヘアメイクアーティストである江森喜子さんに、奥二重でも目が大きく見えるアイメイクを3パターンお聞きしました。
パターン1.上まぶた×下まぶたのアイシャドウで目の縦幅を大きく見せよう♡
アイメイクの前に、ビフォー写真を見てみましょう。
二重の幅が狭いため、化粧映えがなかなかしにくそうです。目を大きく見せるにはどんなアイメイクが良いのでしょうか。
まずは、アイシャドウを工夫して使うことで、目の縦幅をアップさせるアイメイクをお聞きしました。
用意するのは、こちらのアイテム。
2.アイシャドウ(ミネラルアイカラーパレット(メープルブラウン)/エトヴォス)
3.アイライナー(シルキーリキッドアイライナーWP(ブラウンブラック)/ディーアップ)
4.マスカラ(ラッシュニスタ ケアプラス/メイベリン ニューヨーク)
メイクブラシは特に指定はないものの、毛足が長いものが○。
初めに、上の画像の「1」のアイシャドウを塗っていきます。
この時、横はまぶた全体に、縦はダブルライン(目の上にあるくぼみのライン)の部分まで塗りましょう。
奥二重のアイメイクに使用するアイシャドウは、赤みの少ないベージュ系がおすすめ。パールやラメも強すぎない方が良いです。
赤みが強かったり、パールやラメが強すぎたりすると、膨張して見えてしまい、まぶたが重たい印象になってしまうので気をつけてください。
両目を塗り終わると上のような状態に。
次に、目尻の部分に先ほどの画像で「2」のアイシャドウを入れていきます。
上まぶたの目尻にメープルブラウンのアイシャドウを入れたら、下まぶたの目尻にも同様に入れます。
さらに目元の印象をアップさせるために涙袋にアイシャドウを塗ります。
この時、白いアイシャドウを使うと一昔前の、古いメイクの印象に。ピンク系かベージュ系のアイシャドウを入れると、ナチュラルに目元の印象をアップさせることができるのでおすすめです。
涙袋にアイシャドウを塗ったら、目頭の部分まで、がっつり塗りましょう。
上の写真のようになればOK。
上まぶたと下まぶた、そして涙袋にアイシャドウを入れることで、目元の印象がアップしています。
さらに、ビューラーでまつげを上げ
アイライナーでラインを引いていきます。通常のアイメイクだとビューラーの後にマスカラを塗ることが多いですが、奥二重の場合は最後にビューラーをすると、アイラインが取れやすく、まぶたにうつってしまう可能性が高いので、先にアイラインを引きます。
アイラインの色は、ダークブラウン系がおすすめ。ブラックよりも少しブラウンが入っていた方がナチュラルに目元の印象をアップさせることができます。
最初に目尻に引き
その後に全体のインサイド(粘膜の部分)に、きちんと引いてください。
仕上げに、マスカラをまつ毛に塗ります。
奥二重の人はマスカラがまぶたについてしまいやすいので、最初に毛先を塗ってから
根元は左右にマスカラを小さく動かして塗っていきます。
ここまでできると、目の縦幅をアップさせるアイメイクの完成♡
目をしっかり開いてしまうと、二重幅のアイシャドウはあまり見えませんが、涙袋や目尻のアイシャドウがよく見えます。
ナチュラルな色を使っているので、派手すぎず、自然に目を大きく見せることができるアイメイクです。
パターン2.ネイビーのアイライン×ピンクシャドウで落ち着いて柔かい印象に♡
パターン2のアイメイクに使用するのは、こちらのアイテム。
2.アイシャドウ(スパークリングアイズ(02 Rose Pink Sparkling)/ルナソル)
3.アイライナー(ドローイングペンシル(MEネイビー)/シュウウエムラ)
メイクブラシは特に指定はないものの、毛足が長いものが○。
アイシャドウはパターン1のアイメイクと同様のものを使っているので、同様の手順でアイホール・目尻に塗ってください。
さらに、ビューラー・マスカラも先ほどと同じです。
パターン2のアイメイクのポイントはアイライン。
ネイビーのアイライナーを使って、目尻→目頭の順にラインを引いていきます。
アイラインは二重幅がつぶれないよう、インサイドに引きます。まぶたを引き上げて、まつ毛の隙間を埋めるようにすると失敗しにくいでしょう。
ネイビーのアイライナーは黒よりも馴染みが良く、ブラウンよりも目力が出やすく、白目を明るく見せてくれる効果があります。
ブラウン系のアイシャドウにも合わせやすいので、ちょっと雰囲気を変えたい時におすすめです。
両まぶたにネイビーのアイライナーを引くと、上の画像のように。
グッと印象が変わります。
次に、涙袋にアイシャドウを塗ります。使うのは、こちらの色。
薄ピンクのアイシャドウです。
パターン1の時と同様に、涙袋と目頭にしっかりと塗りましょう。
ネイビーとピンクは相性が良いため、ネイビーのアイラインにピンクの涙袋は非常にマッチします。
ネイビーだけだと落ち着いた印象に。ピンクのアイシャドウを入れると、落ち着いた中に柔らかさをプラスすることができます。
仕上がりの好みにより、ピンクのアイシャドウを入れなくてもOKですが、立体的になって目力がアップして見えるので、目を大きく見せたい場合は入れた方が良いでしょう。
ここまでできたら、パターン2のアイメイクの完成です♡
ネイビーのアイラインとピンクのアイシャドウのおかげで目元の印象がアップ♡
さらに、落ち着いた柔らかい印象になるので、いつものメイクとは違った雰囲気になります。「いつもと少し雰囲気の違うメイクで、目元の印象をアップさせたい」という時は是非試してみてください。
パターン3.ジェルライナーで目尻をはね上げ、クールに目力アップ♡
パターン3のアイメイクに使用するアイテムはこちら。
2.パウダーアイシャドウ(ミネラルカラーパウダー(13シャンパンゴールド)/エムアイエムシー)
3.アイライナー(ペンティングライナー(Mブラウン)/シュウウエムラ)
メイクブラシは特に指定はないものの、毛足が長いものが○。
まずは上まぶたと涙袋にアイシャドウを塗っていきます。
使用するのはこちらの2色。
「1」の濃いブラウンのアイシャドウをアイホール全体に塗ったら
「2」の薄いブラウンを涙袋〜目頭に塗ります。
ここまでできると、上の写真のように。
さらに、シュウウエムラのジェルライナーでアイラインを引いていきます。
ポイントは、目尻をしっかりはね上げること。目尻は太めにしっかりとはね上げて描き、目頭はまつ毛の隙間を埋めるように細めに引きます。
上の写真のように、目を閉じた時にしっかりとラインが分かるように引きましょう。
仕上げに、シャンパンゴールドのパウダーアイシャドウを涙袋に塗ればOK。
クールで目がとても大きく見えるアイメイクの完成です♡
奥二重の人は、切れ長に見えるアイメイクがとても似合います。
二重幅が狭いのが悩みだという方は、思い切って目尻のアイラインをはね上げ、クールで目力がアップするアイメイクに挑戦してみてはいかがでしょうか。
奥二重をマイナスに捉えず、奥二重だからこそ似合うメイクテクを身につけよう♡
二重幅が狭くても、下まぶたや涙袋、目頭にアイシャドウを塗ったり、アイライナーの色や引き方を工夫するだけで目力はアップします。奥二重に似合うアイメイクをマスターすれば、「メイクをしてもあまり映えない」「目が小さく見える」といった悩みも解消できるでしょう。
また、目元の印象を大きく左右するまつ毛のカールには、テスコムのホットビューラー(ホットビューラーTL325)がおすすめ。奥二重でも根元からしっかりカールがつけられます。つけまつ毛やマスカラの上から使用できるのもポイント。忙しい朝にも素早くカンタンにカールが出来てキープ力も抜群です。
奥二重をマイナスに捉えず、奥二重だからこそ似合うアイメイクを身につけて、毎日のメイクを楽しんでください♡
◎今回ご協力いただいたヘアメイクさん

江森喜子(えもりきこ)
東京都新宿区在住。6年ほどヘアメイクサロン勤務を経て現在フリーランスで活躍。現在の活躍フィールドはブライダル、映像、Webカタログなど。
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