UVカットができて崩れにくい♡おすすめの化粧下地をヘアメイクさんに聞いてみた

日差しの強い夏はもちろん、1年を通して心がけたい肌のUVケア。
日頃から日焼け止めを塗っておくことが欠かせません。
しかし、日焼け止めを塗ってからメイクをすると肌がべたついてしまったり、メイク直しの際に日焼け止めが落ちてしまったり…。メイクと日焼け止めを両方キレイにキープするのはなかなか難しいものです。
そこで、役に立つのがUVカットができる化粧下地。メイクの過程で下地として塗るだけでUVカットができてしまう優れ物です。
とはいえ、数あるUVカット化粧下地の中でどれを選べば良いのでしょうか。今回は、プロのヘアメイクアーティストである江森喜子さんに、おすすめのUVカット下地を6つお聞きしました。
UVカットをする上で知っておきたい、SPAとPAの意味とは?
UVカットができる化粧下地を選ぶ上で、知っておきたいのがSPFとPAについて。
SPFの数値が高いものほど、UVをカットしてくれそうと思ってしまいがちですが、実はそれは間違いです。
SPFとはサン・プロテクション・ファクターの略で、UVB(肌が赤くなったりほてったりする紫外線)をカットする時間の目安のこと。SPF1で約20分間UVBをカットしてくれます。つまり、SPF20の日焼け止めだと、20分×20=400分、6時間40分UVBをカットしてくれることに。
続いて、PAとはプロテクショングレイドオブUVAのことで、UVAとは肌が黒くなり、シミ・シワの原因にもなる紫外線のことを指します。
PAの強さは+の数で表され、具体的には以下のように決められています。
PA++ かなり効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA++++極めて高い効果がある
つまり、紫外線をしっかりとカットしたいなら注目すべきはPA。
また、SPF数値が高いものでも、汗をたくさんかく時期はこまめに塗り直した方が良いでしょう。
1.UVエクスペール BB(SPF50PA++++)/ランコム
UVエクスペール BB(SPF50PA++++)/ランコム(30ml/5,800円+税)
肌に負担を与えるのは、紫外線だけではありません。実は、大気中に含まれた排気ガスや煙草の煙なども、肌の老化を促進する原因となります。
ランコムのUVエクスペール BBにはアーバン シールド テクノロジーというものが搭載されており、UVだけではなく大気汚染もカットしてくれる優れ物。他にも、肌の酸化や炎症など、様々なトラブルから守ってくれます。
さらに、肌の色のムラを均一に整え艶のある仕上がりを演出してくれるので、化粧下地としても文句なし。これ1本で、様々なトラブルから肌を守りつつ、満足のいくメイクの仕上がりを手に入れることができます。
2.スキンプロテクター SPF50+ PA++++/アディクション
スキンプロテクター(SPF50+ PA++++)/アディクション(30g/3,800円+税)
乳液のように肌に馴染みやすく、日焼け止め特有の圧迫感もないため、使い心地◎
皮脂吸着パウダーが配合されているため、べたつかず、長時間つけていても崩れにくいのが特徴です。
どんなファンデーションとも合わせやすいので、様々なメイクの下地として、使い回しができるでしょう。
3.UVイデア XL プロテクションBB(SPF50 PA++++)/ラ ロッシュ ポゼ
UVイデア XL プロテクションBB(SPF50 PA++++)/ラ ロッシュ ポゼ(30ml/3,400円+税)
皮膚化学に基づいて開発されたことから、SPF数値が高いにも関わらず、敏感肌の方でも安心して使用することができます。さらに、紫外線だけでなく乾燥や大気汚染からも肌を守ってくれる優れ物。
カバー力も抜群であるため、BBクリームとしても使い勝手◎
しかし、汗をかくと少し落ちやすい側面もあるので、こまめに塗り直しができると良いでしょう。
4.オイルコントロールミルク(SPF23PA++)/ナチュラグラッセ
オイルコントロールミルク(SPF23PA++)/ナチュラグラッセ(30ml/2,800円+税)
SPF23PA++と少し低めですが、日常的な紫外線対策には十分。スキンケア効果もあり、敏感肌の方でも安心して使用することができます。
また、紫外線だけでなくスマホやPCなどのブルーライトもカットしてくれるので、スマホやPCを使用する機会の多い現代女性にぴったり。
自然に肌をトーンアップし、メイクを長時間キープしてくれるので、化粧下地としてもおすすめです。
5.メイクアップクリーム(SPF30PA++)/ナチュラグラッセ
メイクアップクリーム(SPF30PA++)/ナチュラグラッセ(25ml/2,800円+税)
ナチュラグラッセのメイクアップクリームは、UVカットをしてくれるだけでなく、肌に潤いを与えてくれるので、乾燥肌で困っている方や、ナチュラルな艶肌に仕上げたい方におすすめ。
色白の方は、ライトファンデーションとして使うこともできます。
6.プレミアム CCアミノクリーム PK(SPF40PA+++)/エテュセ
プレミアム CCアミノクリーム PK(SPF40PA+++)/エテュセ(35g/2,300円+税)
UVカットの役割を果たしながら、肌の色をコントロールしてくれるエテュセのプレミアム CCアミノクリーム。
PK(ベビーピンク)とBE(シアーベージュ)の2種類がありますが、今回紹介するPK(ベビーピンク)は、血色が良く透明感のある肌を演出してくれます。
くすみ、毛穴をカバーしつつ、自然な明るい肌にしたい人におすすめ。他のUV下地に比べて安いものの、機能性は高いのでコスパも◎です。
UV化粧下地のメリット・デメリットを知り、紫外線の強さによって使い分けよう♡
メイクの工数を省くことができ、メイク時間を短縮することができるUVカット化粧下地。
ファンデーションの厚塗りを防ぐことができるので、肌への負担が軽減され、さらに崩れにくくなります。
しかし、基本的に日焼け止めは、日焼けをしないように顔全体にむらなく塗ることが重要。とはいえ、色つきの化粧下地を顔全体に均一に塗ってしまうと、白浮きして見えてしまうことがあるので気をつけましょう。
白浮きを避けるためには適量を一度に全体に塗らず、まずは両頬、額、鼻、顎にのせて中心から薄くのばします。目の回り、口の回りは最後に手に残った少量で馴染ませてください。フェイスラインにはほぼつけず、色補正の効果をより出したい場合は、気になる部分に重ね塗りをしましょう。
海や山など、紫外線が強い場所に行く時は、従来の“日焼け止め”と呼ばれるものを顔全体にムラなく塗り、その上からメイク下地をつけることをおすすめします。日常生活ではUVカット化粧下地を使い、レジャーの時だけ日焼け止めを使うなど、紫外線の強さによってしっかりと使い分けてみてください。
◎今回ご協力いただいたヘアメイクさん

江森喜子(えもりきこ)
東京都新宿区在住。6年ほどヘアメイクサロン勤務を経て現在フリーランスで活躍。現在の活躍フィールドはブライダル、映像、Webカタログなど。
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