ボルドーのリップはどんなメイクに合う?プロに聞く、カラーリップの合わせ方

秋冬はリップメイクが楽しい季節。年の瀬に向け、イベントなど華やかな場所にお出かけする機会も増え、ボルドーやココア、ブドウ色など、普段とは違った季節感のあるこっくりカラーに挑戦してみたくなる時期でもあります。
でも、実際にバラエティショップやコスメカウンターなどで試してみても、なんだかイメージと違う。上手く自身のメイクに取り入れることができなさそう…… と、買うのを断念している方もいらっしゃるのでは?
今回も、パターン別眉の作り方、ベースメイク解説などの記事でご協力頂いたヘアメイクアーティストの江森喜子さんに、個性派リップの使い方を教えて頂きました。
3種類の個性的リップたち。どう使いこなす?
こちらが、今回用意したリップカラー。秋冬の定番でありつつも、なんだか取っ付き難い、個性の強いカラーたちです。
左から順に、
① ココアリップ
② ボルドーリップ
③ ブドウ色リップ
このような個性派カラーを引き立てるコツは、4つ。
2. リップだけでなく、眉メイクやアイメイク、チーク、全てのバランスを見ながらメイクをしていく
3. 服装と合わせてリップカラーを選ぶ
4. 主役にしたいリップをつけてその他のパーツメイクを仕上げるのもあり
では、実際に合うメイクと一緒に見ていきましょう!
【①ココアリップ】唇に茶色?大人っぽい印象を与えてくれる意外なリップカラー
ブラウン系は、秋冬シーズンによく合う落ち着いた印象のリップに。大人女子が取り入れたい、個性的ながらも使い勝手の良いカラーです。
ベースメイクはセミマットな質感で、きちんと感のある仕上がりにしましょう。
※ベースメイクについて詳しく知りたいという方は、ベースメイクのやり方記事をお読みください。
アイブロウは、パウダーで隙間を埋めるようにしっかりと描きましょう。
バウダーの上から透明の眉マスカラを重ねます。透明な眉マスカラは艶を出してくれるだけでなく、毛並みを整えながらキープする役割も。一本持っておくと、ナチュラルメイクにも使える優れものです。
アイシャドウにはマットなブラウン系のものを使用。まずまぶたの上に広げ、ダブルラインという眼球がくぼむ辺りまでぼかすように広げていきます。こうしてホリを作ることで、シンプルながらもくっきりとした目元を作ることができます。
アイラインは目の粘膜を埋めるだけにし、太く引きすぎないように。目元をシンプルにすることによって、「化粧しすぎ感」を抑えることができます。
リップは直塗りでしっかりと描きましょう。
完成!シンプルながらも大人っぽい落ち着いた印象に
眉メイクをしっかりめに、アイメイクはシンプルに立体感を出すことで、抜け感のあるメイクに仕上がりました。一見取り入れ難そうなココアリップも、こんなに自然に馴染んでいます。
普段は無難なピンク色を使っているという方も、これならすぐに取り入れることができそう♡
【②ボルドーリップ】秋冬こそ挑戦したい定番カラー
ボルドーリップは秋冬の定番カラー。深いレッドは、クールな顔にもフェミニンな顔にも合う、メイクの主役です。今回は可愛らしいテイストに仕上げてみました。
ベースメイクは素肌感のある、薄付きのものを使用していきましょう。
アイメイクは艶感があるものを意識。上まぶたのアイホールには、ブラウン系のものをのせていきます。
また、下まぶたには少し赤みがかったアイシャドウを引いていきましょう。こうすることで、濡れた瞳を演出することができます。
アイラインは目尻のキワまで引いて、くっきりとした目元に。目の下、真ん中辺りにも1cmほど引いて、瞳の丸みを強調させます。
チークはしっかりめに、赤みがあるものを。女性らしく、愛らしい雰囲気を出すのに一役買ってくれます。
こちらもリップは直塗りしていきましょう。輪郭をしっかりと、少しだけオーバー気味に塗っても可愛いかも。
完成!濡れたような瞳がフェミニンな旬顔に♡
特別な日や女子会にもぴったりな、フェミニンなメイクが完成!
アイメイクやチークをしっかりめに、ベースメイクをナチュラルに仕上げることで、抜け感のある印象になりました。
【③ブドウ色リップ】流行りの個性派ジューシーカラーは、指でポンポンと塗る!
ブドウ色、紫色、プラムなんて言われている、流行りのジューシーなこちらのカラーは、上手に使えばこんな青みピンクに仕上がります。使ってみたいけれどちょっとハードルが高いかも……という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♪
ベースメイクはツヤ系に。チークは薄めに、ほんのりとのせる程度にしましょう。
アイブロウはラフに、パウダーで埋めていきます。自身の眉毛を活かすことで、カジュアルな印象にしていきましょう。
リップが濃いめの色だからこそ、眉毛はかっちりと作りすぎないのがコツです。
アイシャドウはメタリックなシルバーのものを。ラメでクールなニュアンスを与えてくれるものを選びます。
粘膜をブラックのアイラインで埋めたら、ブラウンのペンシルアイライナーでくっきりと目尻に跳ね上げを作っていきます。ブラウンは、ブラックのリキッドアイライナーを使用するよりもナチュラルな目元に。
濃いブドウ色リップは、指先に少量取って、ポンポンと乗せるように塗布していきます。使いづらそうな色も効果的にメイクに取り入れることができますよ。
完成!流行りのカラーを取り入れた、デキる女顔に
なんだか難しそうなブドウ色リップも、こんなに自然に取り入れることができました!
普段使いにも、イベントやパーティーシーンなど特別な日にも使えそう。パッと顔色が華やかになる、1本持っておくと便利なリップカラーです。
個性派リップはどこか抜け感を作って旬顔に♡
普段あまり意識せずに使っているピンク色のリップとは、ひと味もふた味も違う個性派リップたち。塗り方を変えるだけでも印象を大きく変えることができるので、使い方に困ったら、まずは直塗りをしたり、指でポンポンと塗ったり、色々な方法を試してみてください♪
一風変わったリップを使うことで、いつもとは少し違った自分を演出してみましょう。気分もよりUPすること間違いなしですよ!
◎今回ご協力いただいたヘアメイクさん

江森喜子(えもりきこ)
東京都新宿区在住。6年ほどのヘアメイクサロン勤務を経て現在フリーランスで活躍。現在の活躍フィールドはブライダル、映像、Webカタログなど。
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